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Re:「できる子は放っておく…だってできるんだから」
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 エフェメラル E-MAIL  - 07/6/23(土) 2:30 -

引用なし
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   ▼Sphinxさん:

こんにちは Sphinxさん!

返信ありがとうございます。いつもヴォリウムのある内容に感嘆し、ただただ読み入ってます!

>「フィンランドの学校は,できない人の底上げはするけれど,できる人は放っておくんです。だってできるんだから」
>「PASAの重要な成果の一つは,生徒個人の成功にとって自らのやる気と動機がきわめて重要であるということです」

確かに、motivationの高さがすべてを決定していると思います。
今受け持っているクラスの一つですが、実は非常にやる気のあるLが多いのです。
おもしろいことにやる気のあるLもいればやる気のないLもいる…という現象にはならず、クラス全体がTに対して意欲という大きな塊となってぶつかってくるような
勢いなんです。もともと全員がmotivationを高く持って参加してきたわけではないのですが、何人かの意欲的なLの影響というものが大きく作用して、それによってクラスが形成されていくんですね。私がいいなぁ…と感じているところは、わからないところをわからない、と言える。そしてわかるまで突っ込んでくる。まず言ってみる。まちがえると一斉に他Lが正しい答えを言うのですが、だからといってくじけない。。(私が関わっていることの学習者は大人なので、そういうことがなかなか難しかったりするのです。大人特有とは限りませんが…)逆に自分のまちがいに対する助言を自分自身にきちんとフィ−ドバックできている…というところです。
リセプタ−があるかどうか、という表現がありますが、彼らには今学んでいることへのリセプタ−が創られているということなのでしょう…。
私が気に入っている話なのですが…どんなに価値のある話をしたからといって、それ自体が価値を生むわけではない。価値を生むのは聞き手の側であって、話し手ではない。大した話でなくても、そこからヒントを勝手に見つけて価値を生み出す人もいる…〈もしもウサギにコ−チがいたら〉より抜粋
80分の授業の中にいかに価値を見い出すかはその学習に臨む学習者自身の気持ちのありようが大きく影響しているということでしょうか。

>>自分のなかで一つだけわかっているとすれば、
>>『Lの黒子であれ』『Lの踏み台であれ』ということだけなのです。

間違えました!黒子は黒衣です。プロンプタ−のことですね!

>自分で学ぶことが楽しい,努力できる自分がうれしい,自分の成長は喜びである,
そういう感覚を持ってもらうのが教師の仕事だと思ってやっていますが,では何を与えたら,どんな体験をさせればそうなるか,というところが問題なわけですね。

これを読んで気づきました!自分で学ぶことが楽しくて、努力できる自分がうれしくて、自分の成長が喜びなのは、実は今の自分なんです。(教えることは学ぶこと…ですよね?)
…で自分に振り返ってみてどうして私はこういう感覚を持っているのかな、と
思いを巡らせてみました。自己分析して、こうだからこうなった…というようなことが言えればよかったのですが〜「今やってることが好きだから」やはりこれだけなんですね。そして発見!ですが、私は確かにたくさんの勉強する機会を経て今に至っているのですが、何かを与えられた、という感覚がないことに気づきました。
もちろん、講義をして下さった先生方には私はその講義を『与えられた』わけなのですが、私にあるのは、自分で掴み取って今の私がある、という感覚です。
そして、そういう感覚を持ち続けることに《失敗》は何のマイナスの影響ももたらさないことも身をもって感じています。だって私の授業は失敗だらけなんです。
あまりにも失敗が多いがために、たまにくる小さな成功で数日生き延びられているのかもしれませんが!
でも《失敗》に対しての感覚は人それぞれ違うでしょうから一概にマイナスにはならない、とは言えないのかもしれませんが…。授業のなかではよく「教室は間違える場所ね。」とは言いますが、やはり間違い=自分の失敗を非常に恐れる人がいることも事実ですね。
私にとっては《失敗》は“Ever Upward”のための階段です!

>そうですね…。ここに文章だけでこれらのことを表現することは難しいです。

ありがとうございます。情景が浮かぶようによくわかりました。

>1日目にそういう状況が見えたので,翌日にどのような活動を持っていくか,私たちは深夜まで話し合いました。ポイントは,そういう状況がよく見える活動を持っていき,それについてみんなで話し合い,気付きを求めていこうというものでした。

《PLAN→DO→LOOK→THINK》を見つけてからこの言葉をいつも頭の中にいれているのですが、Sphinxさんも書いていたように、どうしても《DO》の部分を中心に考えてしまい、それのみで終わってしまいがちです。《DO》が目的ではなくそこで何かに気づいてもらうことにウェイトを置かなければならないのに、いえ、多分そう考えていると思っているだけで実際は考えられていないような気がします。視点を変えなければいつも同じ方向から見てしまうから変わらないのかもしれません。

上で述べたように、今のやり方は何かがちがうのではないか?とか自分自身が身をもって学習のありかたという部分に着目しているにもかかわらず、では何をどうしていったらいいのか身動きできていないのが現状です。
MAPがどのような経緯で確立されていったのかはわからないのですが、共通意識を持つ方々がいらっしゃって最初の一歩が始まったこと、とてもうらやましいです!

では! ☆エフェメラル☆
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Tの気づきとは? エフェメラル 07/6/16(土) 2:03
「できる子は放っておく…だってできるんだから」 Sphinx 07/6/17(日) 7:26
Re:「できる子は放っておく…だってできるんだから」 エフェメラル 07/6/23(土) 2:30
馬を水場に連れて行くことはできるが… Sphinx 07/6/23(土) 7:40

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