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▼きらママさん:
こんにちは〜。
>腰の方も回復されてきつつあって何よりです。(回復したと断言できない?多分)
はい。腰の痛さを忘れていることも多くなったんですが,腰痛のきっかけとなった体調不良のほうが,良くなったり悪くなったりで,ときどき思い出したように腰が痛みます。
>化石採集の先生の話・・・・Sphinxさんも言葉はもとよりもその人の表情、目の動き等、微妙な所から人間観察→考察→アプローチ と組み立てるタイプですよね!!
けっこう節穴ですよ。化粧とかピアスとか髪を切ったとか,そういう変化にはまったく気付かないんです。でも相手の視線や仕草には,ビビッとアンテナが反応することが多いですね。
>みなさん、目の付け所が違う。
さすがプロ!
>・・・・この辺の所を、きら(生徒さん)の心の声を聴こうとするスタンスを、そしてプログラムを再設定し直す柔軟性を障害児教育の先生方にもっと意識して欲しいな〜。
生徒の反応を見ながらこちら側のプログラムを調整するのは,指導者にとって当たり前のことだと思うのですが,でもそれが学校の授業で必ずしもなされないのはどうしてでしょう。
私は,学校というところが,「知識の上意下達」に重点を置きすぎているからではないかと思います。小中高と通して,教師の教えるとおりに,一定のスピードで知識を吸収することに価値が置かれ,教師や教科書に疑問を持ったり,よく分からなかったところを立ち止まってとことん考えたりやり直したりすることは,ほとんどの場合,許されません。
教師の教えるとおりに学ぶのは生徒の「義務」で,したがって教師はただ知識を垂れ流していればいい。分からないのは生徒のせい。教師のやり方に問題はない!
と,はっきりと自覚しながら教えている先生はあまりいないと思いますが,事実上そんな感じの指導になっている先生は少なくないかも…と思うことがあります。
それに対して,MAP(みやぎアドベンチャープログラム)というのは,集団の中の一人一人の観察が基本なんですよね。プログラムの組み立ては,参加者一人一人の状況を見ながらどんどん変えていきます。この集団の状況で,このタイミングでどうしてこの活動を入れたのかな?なんていう話し合いも,よくなされます。私はまだMAPではそういう境地に達していないんですけど,そうやって臨機応変にプログラムを組み立てていける仲間たちをみていると,とてもまぶしいです。(私の場合,状況を把握しても,それに対応したプログラムがすぐに出てこない…)
クライミングもMAPも,動きがありますよね。体を動かしながら学んでいく。体の動きがあると,学習者の状況が把握しやすいということはあるでしょうね。それに対して,みんなが黒板を向いて教師の話を聞く…という学習だと,一人一人の状況は把握しにくいです。そこに安住して,把握しないままに指導を続ける先生もいれば,授業の中で工夫をして一人一人の状況を把握しようとする先生もいる…。
MAPが,「生徒の状況を把握しにくい状況安住型」の先生に,少しでもインパクトを与えられたら…と思います。
>そして、新たに再プログラムが進められました。
>休憩中、何が怖かったのかをきいてみました。(指差し筆談)
>結果・・・ロープがいつもと違って怖かった。解らなくなった。今は怖くない。
うん,やっぱりこういうやり取りが成立するって大切ですよね。しかも,再プログラムできらくんが安心してチャレンジできるレベルまで戻って,そこから積み上げ直すというのも大切なことだな〜と思いました。
>たかがロープの軽い交錯・・・でも、きらにとっては重要なポイント。
>ジムのスタッフさん・・・自閉症指導のベテランの領域に?
きらママさんの指導(?)の成果ですね!
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