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▼りっつさん:
お久しぶりです!
お返事が遅くなってすみませんでした。(きらママさんありがとう!(^_^))
>学校の先生(主に小学校)は、普通校から養護学校へ
>転勤、また、その逆もありますよね。
>それは本人の希望もあるのでしょうか?
私の場合は,希望して転勤しました。普通高校→養護学校のときも,養護学校→普通高校のときも。あまりふらふらするなよと,校長に釘を刺されましたが…。他の先生の状況は正直に言って分からないのですが(転勤については互いに多くを語りません),校種がかわるような転勤の場合,希望して異動している場合が多いのではないかと想像します。しかし,もしかすると,同じ学校内で通常クラス→特殊学級という所属変更は,希望と関係なく行われる場合が少なくないかな?
>全ての教員は障害児を指導する資格、勉強を
>しているのですか?
こちらの件は,きらママさんの書かれたとおりです。特殊教育にたずさわる教員のうち,実際に免許を持っているのは半数程度だそうで,私も免許を持っていない教員の一人です。どうして無免許の教員が特殊教育に携われるのかというと,教育職員免許法の附則に,「小中高幼稚園の教諭の免許を持つ者は,当分の間,盲学校や養護学校の教諭になれる」と書いてあるからです。
私の場合は教育学部出身でもないので,大学時代に教育に関する勉強は,高校理科の免許取得に必要な最低限しかしていません。そんな私が他の養護学校に行って自閉症の指導について先生方にお話ししたりするわけで,それもどうかなと我ながら思いますが,現実問題として,特殊教育に実際に関わるようになってからどれくらい勉強するかが分かれ道なのではないかと思います。
もっとも,現状はそうだとしても,やはり特殊教育には専門性が必要です。ちゃんと大学でそれなりの単位を修め,しっかり免許を取った上で採用される教員が増えてほしいし,私のように途中から特殊教育に関わるようになった教員のために,大学(または大学院)で学び直せる機会を与えてほしいと思います。「21世紀の特殊教育の在り方について(最終報告)」でも,第4章の2で「可能な限り早期にすべての盲・聾・養護学校の教員が特殊教育教諭免許状を保有することが必要」と提言されているので,今後はこの方向性で進んでいくのではないかと期待しています。
21世紀の特殊教育の在り方について(最終報告)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/01/010102.htm
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