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▼りっつさん:
こんにちは!
たいへんな毎日を過ごされているんですね。
たいへんすぎて,お母さんが疲れ切ってしまっているようです。
きらママさんも書いていますが,身近にこの件について相談できる人,または専門機関を確保していますか?あまりにたいへんなときは,本当に1泊2日とかで施設にあずけることもできるはずですから,どんな預け先があるか調べてみてください。それから,実際に就学先を見学してみるのも,おすすめです。
>来春の就学を思うと気が狂いそうです。毎日登園バスに乗る前の40
>分間、お勉強をしています。(公文式やひらがなをなぞる、縄跳びの練習
>など)
就学が,りっつさんの設定したタイムリミットですね。そこに向けて練習を積んでいるのに,なかなかはかどらない。公文,ひらがな,縄跳び…ぜんぶ「学習」面の内容ですが,集団生活に必要なスキルはどうなっていますか?
例えば,
・生活リズム(早寝早起き,決まった時間に食事をするなど)
・着替え
・排泄
・あそび(遊びのルール,順番,貸し借り,遊んだあとの片づけなど)
幼稚園の中で,この辺がうまくいっているようならまずは一安心。問題があるようなら,学習面と並行して,というよりむしろ生活面のスキル向上を優先的に,練習した方がいいかもしれません。どんな進路に進んだとしても,生活面のスキルは必要になります。(もちろん学習面もあるにこしたことはありません)
ただ,注意したほうがいいのは,これを就学までに「完全」に身につけなければいけないという,ゴール設定をしないことです。「結果」がすべてというゴール設定では,それまでの毎日が苦しいものになってしまいます。ゴール設定は「今このとき」を充実して過ごすために行うもの。私たちは未来を想像することはできるけど,未来を生きることはできません。今この瞬間の積み重ねの向こうに未来があります。今このときを,一生懸命生きていれば,それ以上望む必要はないのです。(それ以上何もできないのです)
養護学校に勤めていた頃,お母さん方がよくこう言ってました。
「就学前後まではこどものありのままを認めることは難しかった。だけど,今は心の底から,この子がいてよかった,うれしい,と思える!そういう日が来ることを,若いお母さんたちに伝えたい」と。
りっつさんにも,「この子がいてくれてうれしい,生きていてくれてありがとう」と思える日が必ず来ます。その日を信じてください。娘さんにとって,就学先が普通学級なのか特殊学級なのかは,それほど大きな違いはないかもしれません。大事なのは,そこでどんな人間関係ができて,どんな日々を過ごすか,ではないかと思います。
お母さんが「毎日苦しい」と感じているということは,きっと娘さんも同じような思いで毎日を過ごしているのだと思います。
「どうして自分はこんなことができないんだろう」
「どうしてお母さんをこんなに悲しませてしまうんだろう」
こどもにとって,親に自分の存在を喜んでもらえること,認めてもらえることが一番うれしいこと。そして,それが「生まれてきてよかった」という安心感につながり,成長の土台となっていく。私はそんなふうに思っています。
一度,今までのことをリセットして,もう一度組み立て直してみませんか?
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