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▼pocksさん:
はじめまして!
投稿ありがとうございます。
pocksさんの「自閉者から見たソーシャルスキルトレーニング」と「自閉者はどこまで相手の立場に立てるか」を読みました。自閉症の方からのこういう主張は,とてもありがたいです。
私自身は,つい先日,自閉症スペクトラム指数(AQ)を出してみたところ26点で,アスペルガーとは言えないらしいですが,Y市の自閉症療育の専門家と雑談していたときに「あなたは高機能っぽい」と言われたこともあります。
そのためかどうか分かりませんが,成長過程で友人との感覚のずれを感じることが時々ありました。また,相手の気持ちが分からないと感じることは今でも日々ありまして,pocksさんの文章は自分のことのように感じる部分も多いです。
>なるほど非自閉者は、自閉者には感知できない膨大な非言語情報から相手が思っていることを抽出し、自閉者に欠けている脳の機能によって意識下で判断した上で直感的な情報として意識に渡しているというわけである。この過程を「相手の身になる」と称していたのであろう。
このあたりなど,「そうだ!」と思います。センサーの稼働領域が違うという感じ。
また,学校で教員として自閉症の生徒と一緒に過ごしていれば,彼らの感性が自分の感じ方の範囲外になることも少なくありません。そういう体験から思うことは,やはり「自分と違う感性があるかもしれない」という想像力を,すべての人に働かせてほしいということです。
「自分がされて嫌なことは,相手も嫌だ」という立て看板の言葉は,子育ての過程でよく聞かれる言葉ですよね。大人が何の気なしに使うこういう言葉によって,独特の感性を持つ人を受け入れられない人間をつくっているのかもしれないと,それを見たときに感じたのです。
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