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▼コスコスさん:
どうも,お久しぶり〜。
つい1週間ぐらい前に,うちの学校のA先生とのコスコスさんのこと話したりしていましたよ〜。ちなみにA先生は今年も転勤なし。同じ学年所属です。
>「仙台市では給食費の未納がすごく多い。しかも、困っているご家庭というわけではなく、いい車にのっていたりきれいな格好をしているお家らしい。あちらが払わないならじゃあ、うちもー。というノリらしい」
仙台の事例が有名になっているようですが,調べてみると全国的な問題のようですね。2年で時効になってしまうというのも,問題解決の障壁になっているとか。
> もちろん、大変なご家庭があるのはわかっていますが、その手に持ってる携帯電話の料金分で給食費を払ってもおつりがくるんだから、こどもの食べた分くらいは払おうよ★と思わず熱くなってしまいました。
まったくもってその通りです。お金を使う順番が間違っている人,けっこういますよね。給食費は収入に応じて免除されるしくみがあるはずです。私は,プリペイドにしたらいいと思いますよ。払わない家庭は給食なし。みんなが食べている時に,未納の子は食べられない。
そんなの教育的じゃないと思いますか?私はそのほうがずっと教育的だと思います。払わなくても食べていけるという「ゴネ得」「開き直り」を認めている方が,ずっと非教育的。
給食費の未納だけじゃなくて,日常生活の中でときどき,ゴネて開き直って我を押し通している大人を見かけるし,学校でも生徒たちのそういう行動が目につきます。そういう行動を容認していると,集団の中の規範意識がどんどん崩れていくんですよ。給食費未納に便乗組が現れているというのは,その一例ですね。一度崩れた秩序を元に戻すのは,崩すよりずっとずっと大変なことです。でも,それをしなければいけないとしたら,方法はルールを平等に適用することしかないんじゃないかな〜。
朝日新聞の国際面に「カラシニコフ 銃・国家・ひとびと」という連載記事が1月から続いて掲載されているのですが,今の内容が,ちょうど秩序の回復なんですよ。長く続いた内戦によって法秩序が崩壊したソマリアという国の一角で,「ソマリランド共和国」という新しい国をつくり,崩壊した秩序を取り戻し,武器を持たずに歩ける日常を取り戻すという話です。ソマリランドの皆さんが,どのようにして秩序を回復していくか,その過程を読んで,とても勉強になっています。
給食費の未納と内戦…ぜんぜん違う話のように思えるかもしれませんが,秩序と規範の崩壊という観点からは,私には同根の問題のように思えます。
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