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アイ・アム・サム アンノウン 04/2/17(火) 21:41

Re:アイ・アム・サムのレポ Sphinx 04/3/7(日) 16:14

Re:アイ・アム・サムのレポ
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 Sphinx E-MAILWEB  - 04/3/7(日) 16:14 -

引用なし
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   ▼アンノウンさん:

やっと見ました。アイ・アム・サム。

>その映画での見た映像における世界は、
>演出とはいいながらも実際そのものに近かったのでありました。

サムの友人の障害者が4人出てきますが,そのうち2人は本当の知的障害者だそうです。そう言われて見ると,どの友人が障害のある人で,誰が真似をしている俳優か,すぐに分かりました。ん〜,何て言うか,「本物」の人って威圧感がないんですよね。ほんわかしているというか。

>例えば自分の心をうまくコントロールできない部分や、
>むずかしい言葉を言えない部分にぎこちない行動のとり方などを主人公はうまく演出していました。

そうですね。初めて入ったレストランで,いつも注文していたメニューがなくてパニックに陥るときの様子も,リアルだなあと思いました。主役のショーン・ペンですごいですね。

私は,サムとルーシーの親子と,弁護士リタと息子の親子の対比が,とても興味をそそられました。養育能力がないと言われながら,しっかりとした気持ちの絆で結ばれているサム親子。それに対して,能力的にはとても恵まれているのに,こどもや夫との関係がうまくいかずにイライラした毎日を過ごすリタ。

リタはサムの弁護をしながら,どんどん変わっていきますよね。「幸せ」と,一般的に考えられている「能力」には,本来,何の関係もないんだよ。そういうメッセージを感じました。それは,私が養護学校にいる時に,いつも感じていたことでもあります。

朝から発作が続いて具合が悪い時でも「先生が待っているから」と学校に登校してくる生徒。あるときは真顔で一生懸命,あるときは笑顔一杯で,熱心に勉強に取り組む生徒。そういう養護学校の生徒たちと,一般の高校生の学校生活を比べて考えた時。あるいは,仕事に疲れて不機嫌になったりしてる自分の毎日の生活を考えた時。いつの間にか自分の中に巣くってしまっている,硬直した「幸せ」感が揺さぶられるのです。

>うまく表現することはできませんけれども、自分の何かを痛感させられました。
>わかる所と言えば、社会に対する適応性や人付き合いの弱さ等などが現れています。

たしかに,一般的な尺度で考えると,確かに他の誰かよりそのへんがうまくできないというところはあるのだと思います。でも,それと「幸せ」は,まったく違った次元の話なんだよ…というのがこの映画の主題なのだと思いました。ちょっとうまく表現できてない気がするんですが,これが私の感想です。
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